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I Love Canon Powershot G2( ´艸`) デジタル黎明期のまぁるいカメラが愛機です。 へっぽこカゲンがお気に入り。
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生れ落ちた時から、わたしは何故か野球が大好きでした。
湯島の祖母が買ってくれたジャイアンツの帽子をいつも被っている女の子でした。
再放送で何度も何度も見た「巨人の星」と「侍ジャイアンツ」
星君と番ちゃんは、読書にハマる以前の幼きわたしのヒーローでした。

わたしを阪神ファンに変えた人が、逝った。

タグ【Canon Powershot G2】【古デジ】【写真】【花】【プロ野球】【小林繁】
●ニュースに想う●


 
まだ子どもだったあの時。
初めてニュースを見てムカッとした、あの「空白の1日」。

規約に書かれていないのは、わざわざ書く必要もないほど「当然且つ恥ずべきこと」だからなのに。
栄光の巨人軍は、紳士の巨人軍は、あのアニメの世界は、嘘だったんだとわかった。

フロントも、長島監督も、江川投手も、明らかに星君や番ちゃんの仲間として相応しくなかった。
淡々としすぎな王選手も不甲斐なく感じた。
どんな争いにも、王さんは参加しない。
それは、当時既にたくさん発行されていた伝記を読んで知っていた。
だけど、巨人の星でも、侍ジャイアンツでも、王さんは「ここぞ」の時にアドバイスする役だったのに。
全てが、嘘だった。 あの会見で、全てが見えてしまった。

会見している小林投手こそが、星君や番ちゃんの仲間に相応しかった。
悔しさを隠し、涙をこらえ、言葉を選んで会見する小林投手の姿は、男の中の男だった。
あんなに好きだった巨人が、一瞬で大嫌いになった。

その時までは、巨人の選手しか名前も成績も知らなかった。 それが急に恥ずかしくなった。
野球史と選手名鑑を山のように借りてきた。 一生懸命読んだ。
読めば読むほど、読売ジャイアンツが、フロントが、大嫌いになった。

アンチ巨人の野球ファンに変身したわたしは、いつしか「阪神ファン」と答えるようになっていた。
答えるだけでなく、阪神の何もかもが気になる阪神莫迦になっていた。
その後の小林投手の活躍は素晴らしく、いつも紳士で真摯な姿も実にかっこよかった。
その少し後、わたしは西本(聖)投手も大好きになった。 球団で、選手を嫌っては、いけない。
星君も番ちゃんも、好敵手を人間として愛した。 「敵ながら天晴れ、西本!」


実は、江川投手は、当時も今も嫌いではない。(好きでもないけれど)
せっかくいい素質を持っているのに、小狡い自分勝手さで自ら飛躍のチャンスを潰す
小学校の同級生にも、そんな子はたくさんいた。 江川投手は、彼らと同じだ。
「悪い大人の後押しさえなければ、もっと楽しめた可哀相な子」 そういう印象。
当時の20代は充分な大人だけれど、江川投手は、歳のわりに幼かったのではないか…と、今、想う。

自身が納得できない成績のまま、江川投手は引退の日を迎えている。
お天道様は、ちゃんと見ている? 否。
本人が一番、自分を罰している。 そのせいで、本来の力量が発揮されないまま終わった。
野球部には入れず、ソフトボール部で血の汗を流し涙を拭かなかったわたしは知っている。
ボールデッドの時間が長い野球は、精神力で全てが決まるスポーツだということを。
己の心の声、外野の声……全てが、江川投手の球からキレを奪ったはずだ。
「よき人たらん」と常に気を遣う姿勢は、ブラウン管からも伝わってくる。
彼は、いまだに、自分を赦してはいない。

後悔するようなことは、けして、してはいけない。 一時の得は、一生の損。

星君のように、江川投手が全てのオファーを蹴って、テスト生として巨人に入団していたら…
いや、そうするには、中途半端に時代が進み過ぎていた。
貧乏人でもない人が清貧であるのは、難しい時代だったのかもしれない。


昨日の「うるぐす」は、なかなかよかった。 大人になった江川氏を、わたしはやはり嫌いになれない。
一軍ピッチングコーチの小林氏に、インタビューする江川氏が見たかった。

拍手[2回]

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無題
私も江川投手を「コンチクショウ」と思いましたが、後年は周りの大人が悪かったのでは、と考えるようになりました。おっしゃる通り江川投手は大人になっていなかったのですね。
そう思えてから江川氏を嫌いではなくなりました。
小林投手のコメントは立派でしたし、その後の活躍もすばらしかったですね。
やすらかに旅立ったことと思います。
<後悔するようなことは、けして、してはいけない。 一時の得は、一生の損。>その通りです。
江川氏はこの後悔を持ってあの世へ行くことでしょう。


茶々ママ URL 2010/01/18(Mon)20:58:09 編集
Re:無題
江川投手のヒールっぷりといったら、朝青龍どころじゃなかったですよネ。当時は江夏という最大最強のヒール投手がいましたけれど、一気に江夏の影が薄くなったのを思い出しました。怪物の名を欲しいままにした江川の投手力…ご本人にとっても、野球史にとっても、惜しいことをしましたよ。

>江川氏はこの後悔を持ってあの世へ行くことでしょう。
昨日のうるぐすで、ご自身でそういう意味のことを言ってました。あまりにも大きな代償でしたよね。「どうしても欲しいものこそ、真っ向勝負で勝ち取れ!」って星一徹が言ってたのに…飛雄馬がズルしようとすると振り抜きビンタ張ってたのに…江川さん、巨人の星、読んでなかったのでしょうネ。小林さんは、読んだのかナァ。
2010/01/19 00:04
空白の一日
いや~、あれは、やりすぎでしたね。
当時、巨人OBも否定的でした。
巨人はその後も横柄な態度が多くどうも好きになれません。(Dファン)
最近は、パリーグも盛り上がってきて、いい傾向だと思います。

>まだ子どもだったあの時。
オナモミさんは年上だと思っていましたが、年下のようです。(^^ゞ
daiki 2010/01/19(Tue)02:38:05 編集
Re:空白の一日
巨人ファンだらけの東京で、アンチ巨人&阪神ファンを明言するわたしを褒めてクダサレ~( ´艸`)やりすぎっつーか「やらんでワカレ!」でゴザイマス。紳士が聞いて呆れるの巻きのすけ。好きになれないどころか大嫌いに到達でゴザイマス(*m*)フロントの横柄ぶりと選手の没個性化が激しくリンクしてますねぇ。魅力ゼロ。まる。
因みに、パ・リーグの方が好きなんです。チームとして嫌いなのは楽天だけです。悪いところだけ往年の巨人にソックリ~。選手はどなたも大好きです(^m^)

>オナモミさんは年上だと思っていましたが、年下のようです。(^^ゞ
ぶほ♪デボラさんより下ですョ( ´艸`)母は8人兄弟の末っ子で、長子とは20歳違うんです。父と母も年が離れておりさらに母は不妊で~遅い子です。父といると、いつも「祖父と孫」と言われました。たくさんいる従姉妹の殆どが昭和20年代生まれ。同級生の親より年上です。祖父母と暮らしてましたし、高田馬場は子どもが少なかったので従姉妹とよく遊び……老成したチビでした。従姉妹は従姉妹で「同列」な家でしたので、今でも60代の方が一番ハナシが合います( ´艸`)
時代劇もチビィ頃から大好きです。だもんで、城跡写真が好きなんですョ。メンドクサガリ&地下鉄どまりな暮らしなので、なかなか行けませんのデス~。殆ど千葉の江戸川区からだと……八王子はもう、旅です。大旅行!( ´艸`)
2010/01/19 16:41
^^;
オナモミさん、かなり若いんですね。
ひょっとして、私より10歳以上若い。。。
なぜ、勘違いしたかなぁ?
どうもすみません。m(__)m
daiki 2010/01/19(Tue)19:06:18 編集
Re:^^;
>なぜ、勘違いしたかなぁ?
実際お婆ちゃんシステムだからですョ~脳が( ´艸`)老成コドモのまま歳を重ねまして…そのいいところは「いつまでたっても精神年齢に見かけが追いつかない」のような気がしますぞョ。時々「自分ってこんなに若いんだ?!」って驚けます(*m*)
見かけは…年齢不詳系ですが、水森亜土ちゃん系とよく言われます。喜んでいいのでしょうか…たぶん違うとはオモイマス(*m*)母は市原悦子さん系です。姉はカッパのカータンです。(どんな家族なんだョ~!)
2010/01/19 20:30
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※お休みしてる間にブログ仕様が変更になり、トップエントリー下部に巨大PR写真が入るようになっていました…引っ越しマジ考え級にイヤ~(号泣) 華麗にスルーしてくださいまし~(*~*)
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profile
HN:
オナモミ
 
2001年発売のG2、max400万画素。部品保管期限2010年明けにて終了。絶滅しないよう5台保有。名前は全部デジオ。大き目の光学レンズ付きで、オモシロイ撮れ味。くだらなくも愉しき日常を惜しみなく切り取るのに、なんともいい具合のカメラです。
PowerShotA630・ViviCam5050で撮ったものも、時々登場する予定。

         

2009.12.27 コメント欄付けました。
どうぞのんびりしてください。好きなことを書いてください。写真ばっかりだけど、写真ブログとはイエマセン。ぷ。猫が多いけど、猫ブログでもないのです。ぷぷぷ。

         

2011年12月、6台目のデジオ購入。
直すのもそろそろ限界なのですぅぅぅ。
飽きてしまった方、オークションに是非ご出品くださいませ。可愛がりますから( ´艸`)
something more
オナモミは、子どもの頃から好きなもののひとつです。投げてヨシ、くっつけてヨシ。あってヨシ、なくても実はコマラナイ。そんなオナモミがわたしのHN。

だがしかし。名乗ってから知る☆花言葉。
≪怠け・頑固・粗暴≫…ヒドイヮ!ぶほー!

くっつかない 巨大オナモミモドキ

コレは痛いだけでツマリマセン


         

◆おじゃもみ亭とは(?◇?)◆
「オナモミが、もじゃもじゃする場所」。
音ガ一番愉シカッタノデ。あはは。
オナモミ~~お茶のみ~~と発音しながら愉しい音を探す、莫迦な大人を想像してミマショウ……ハイ、それがわたしです。

  この絵は願望です。
  実際は、超胃下垂の為、残念なほどに
  トリガラ子で御座います。ぐほーん。


G2はそもそも400万画素しかないのに、キャビネ気分の小さめ・粗めで、もじゃもじゃバシバシ撮るのが好き。レンズフレアが好き。飛ばし気味・赤転び気味も好き。撮影時期は、昔だったり今だったり。「東京から出ることのないマヌケなオヤジ系の生き物の日常」ふう。
仕事も親戚もみんな東京。しかァし、お洒落度ゼロふう。何事もテキトー星人ふう。絶滅危惧種の江戸っ子カメラー(?)。趣味は、たぶん迷子的散歩。
愉しい・可愛い・面白い……そんなことを考えるのが好きなので、時々話が長いです。



Photo & Copyright©[おじゃもみ亭]
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イラストは「もずねこ」さんからお借りしました。
         
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