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誕生日を盛大に鰹節で祝った翌日の夜、おちゃびん、右腕がポッコリ腫れまして。
誕生日の日も、腫れた日の日中も、全く腫れてなんかいなかったのに、盛大にポッコリと。
毎日盛大にだつこして躍らせつつ、体温チェックとマッサージをするのですが、その時は何でもなかったし
毎日ジャカジャカ撮っている写真にも、おちゃびんのまっすぐなお手々ばかりが写っていました。
腫れたのはほんの数十分前の模様。　うむー！
腫れる……は、腫瘍の可能性が高いので、とにかく病院に行かないと～～。
オタオタで「おちゃびんの誕生日を機に再開♪」は頓挫。　呆れる猫馬鹿で御座います。
　

「痛くなさそう」は、動物の場合、安心材料にはならないんですネ。
動物の世界には、本来お医者さんはいませんので、いちいち痛かったら大変ですから。
行ったところ　「最も疑わしいのは軟骨肉腫」と。
その場合、部位ごと3cmのマージンを付けて切らないといけません。
おちゃびん、丹下左膳化か、水木しげる化か！
夫のヒトシは「ゲゲになってまうでねーか！　わしゃ認めんぞ！」　あんたはゲンベエさんかっ。


完全右利きまのおちゃびん、猫相撲の防御も右手で御座います。ただでさえ弱いのに超心配～～。
けれどですね。　軟骨肉腫の場合、急激に大きくなったり小さくなったりはしないんですと。
急に大きくなった～～には証拠があることを伝えたら、1日様子を見てみましょう、と。
この動物病院は、お金をかけずに手をかける～～無駄な手術をしない～～が治療方針で。
お金をかけた方が安心……という飼い主さんには、別の病院を紹介してくれますが
「おらたちは、ここがいいだ♪」　byおちゃびん。　行くとグネグネ嬉しそうです。　ぶふふ。


翌日、おちゃびんのコブはキュッと小さく固くなり、でもまだ明らかに腫れており。
抗生剤を強めにして、週末まで様子を見ましょう……で、1200円。安っ！
土曜日、思いのほか小さくはなっておらず、生体検査をしました。　結果は一週間後です。
麻酔をかけるので一時預かりになり、場合によってはお泊り～～でしたが
「術後10分で覚醒し、帰ルー！帰ルー！と元気に騒いでいます」と留守電に入っていたのでお迎えに。


随分待たされるなァと思っていたら、先生のお心遣いでした。
「意識で起きているのであって、麻酔は本当はまだ効いているハズなので。
　車酔いしたら可哀想ですもんネ♪」 ……今日は自転車だけど、たいてい徒歩で御座います（*m*）


おちゃびん。　帰ったら缶詰をガフガフ食べました。
特別扱いが大好きなので、薬も得意げに飲んでいます。
歯が抜けかけで出っ歯なのでカリカリが食べらず、実家係は日帰りで～～ああ猫馬鹿。

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待っている間、一発で軟骨肉腫とわかったわんちゃんの告知を受けているご家族を見ました。
切るのは指一本……とのこと。　号泣している小さなお嬢さんに、つい声をかけちゃいました。
「泣かないで～。　動物の世界にはお医者さんがいないから、適応能力能力がすごいんだよ。
ちゃんと頑張ってくれるからね。」　パパさん、真っ赤な目で笑いかえしてくれました。


たぶんわたしは、自分に向かって言ったんですねぇ。
おちゃびんは　「生きて、うちの子でいたい」と思ってくれているようですし
その方向で、腹ァくくっときやしょう♪　（音符かよっ）（音符だよっ♪）

[12回]