言葉はいろいろと忘れたままの父ですが、回線はだいぶ繋がってきたようです。
「ヒトリボッチで静かな部屋に随分いたナァ。でも、みんなはいたナァ。」と、一昨日言いました。
おとーさん、それがICUにゴザイマス！　2週間もいたんだョ～。

今だから呟けること。　最近母と告白しあったこと。
正直、何度も、動いている父を見るのは今日で最後か…と思いました。
だけど、口に出したらお終いなんです。
たくさんの親戚を診てきたわたしたちは、経験から知っています。
家族が、心から、回復を信じる・待ち望む……それが病から父を帰還させる唯一の術と。

莫迦のように病院に通い、莫迦のようにシャッターを切りました。
熱で苦しそうな父、血圧が測れないほど上がってしまった時の父
家族の手を求めて瞳を彷徨わせる父、起き上がって嬉しそうに「おう♪」と言う父
普段見せない表情を、たくさん切り取りました。
無意識のようで、ちゃんと感じているであろう父が回復した時
「お父さん、こんなだったんだよ」　と見せてあげるために。
口には出せなかった「もしもの時」、ビデオは辛すぎる。　そんな思いもありました。
写真は、静かに記憶を呼び覚ましてくれる。　だから大好き。

もしもの時は、まだまだ来ないラシイ……むふふふふ（ ´艸｀）　ぶほほほほ（ ´艸｀）
「本日、46日間をもって、救急病院を卒業いたしマース♪」　と母が叫び
家族みんなが万歳した転院の瞬間は…全員が被写体なので…いや、全員が超ハイなので
せっかくのバリアングルカメラなのに、撮るのをすーっかり忘れました（*m*）
ああ嗚呼、誠に残念無念ナリ。　コロ助ナリ。

目出度し☆メデタシ♪　とっぺんぱらりのぷぅ♪　で、2009年が暮れていきます（ ´艸｀）

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